ML115 RAID5の性能とか消費電力とか

ようやく本格的に使用が始まったサーバですが、本体標準装備のRAID5の性能や消費電力が
気になったので調べてみました。
HDDの性能測定には、多少時代遅れ感はありますがFDBENCHを使用、
消費電力はお馴染みワットチェッカーを使用しました。
使用しているHDDはWesternDigital製の500GBHDD、WD5000AAKSが4基。
ベンチマーク結果は以下の通りです。

ランダムが遅いですが、大容量のデータドライブとしてはあまり関係無さそうです。
ソフトウェアRAIDの為か、書き込みが約42MB/sと遅めですが、読み込みは100MB/sを突破。
個人的には十分すぎるほどの速度が出ていることが分かりました。
次に消費電力ですが、標準では低クロックに固定して使用しているので、そのときのアイドル時を
測定してみました。

81〜82Wとなりました。
書き込みが始まると80W後半くらいまで行き、クロックが定格まで上がると大体
110W後半くらいの値になりました。
サーバとして使用する場合はアイドル時が大半を占めそうなので、ノートPC+RAID5の外部HDDと
比較してもそれほど消費電力が大きいということは無さそうです。
ファンの回転数を落としているので同じ部屋で寝られるくらいの静音性は維持出来ていますし、
サーバ用のPCとしては十分合格点をあげられそうです。
ちなみにこのPCに用いた金額ですが…
本体:送料込み14800円
HDD:500GBx4=11500x4=46000円
その他:トルクスドライバー210円+ファン2基1800円=62810円
これでRAID5対応1.5TBHDD搭載のWindows搭載可能なサーバ用PCが出来上がると思うと、
10万ほど出して買うようなLinux搭載のNASTeraStation等)を買うのがもったいなく感じてしまいます。
まああちらは設定が楽だったり小さかったり消費電力が低かったりと、利点はありますが
自由度を考えた場合、またサーバが不必要になった場合PCの代わりとして使える事を考えると
かなりオススメの構成だと思います。
このML115というPCは現在でも2万円以下でいつでも購入できるので、
自作PCを安く始めたい人や予備のPCとして購入するのも悪くないと思います。