SONY XPERIA Z (SO-02E) ちょっと細かいレビュー

先日仕事の途中にちょっと時間が空いたので、有楽町のドコモショップの奥にある
ドコモ スマートフォンラウンジに行って来ました。
目的は…

これ。
1/27までXperia WeeKということで、2月9日発売のXPERIA Zやタブレットを体験出来る
コーナーが有ります。


平日で、しかも台数が結構多く置いてあったので色々細かい部分を見て来ました。


正面にはHMDとMHLで接続されたXPERIA Zが置いてあります。
MHL接続時は自動的に横向き表示に固定されるようです。
これを色々触ってみました。

外観


背面は強化ガラス。周りのキャビが若干高めになっていて、ガラスが直接地面に
当たらないようになっています。傷防止というよりも落下時の割れ防止でしょうね。

アルミ削り出しみたいな電源ボタン。ポケットに入れてても押しやすそうですが、
かなり出っ張っているので間違って押すことも多そう…
電源ボタンの横にはサイドキーが有りますが、こちらも結構出っ張っています。

オーディオジャック。キャップレス防水じゃないのが残念。
キャップにパッキンが付いていて、白いシールは水濡れシールっぽいです。
ワンセグ時には専用のケーブルを挿さないと映らないらしいです。これも残念。

microUSBコネクタ。こちらもキャップレス防水じゃないタイプ。
また、コネクタ形状はmicroAB。このタイプは逆指しとかで壊れやすいので
取り扱い注意です。個人的にはGalaxyで採用されている、microBだけどABの機能
を持つコネクタが良いなーと思います。

内部


ホーム画面。独自仕様ですが、Androidスマートフォンを使っている人ならば
そんなに迷わない程度のカスタマイズとなっています。
CPUはAPQ8064なので動作もスムーズ。

端末情報。
以前ベンチマークが流出した際はAndroidのバージョンは4.1.1だったと思いますが、
このデモ機では4.1.2になってました。

この機種で一番気に入ったのがこのカメラ機能。
何と言っても驚くほどプレビュー画面でのフレームレートが高いです。
普通の携帯だとプレビュー画面は若干カクつく物が多いのですが、この機種は
非常に滑らかにプレビューが表示されます。
また、タッチするとオートフォーカス>シャッターと一連の動作が行われ、また
連続タッチによる連射にも対応しているので撮りまくってから後で確認とかも
出来ますね。

この様に、プレビュー画面で9個のエフェクトを同時に表示するという力技にも
対応。カメラ機能についてはかなりの強化が見られます。
動画撮影時に静止画を撮影することも可能。その場合は無音でシャッターが切れます。


…という風にかなり良いと思ったカメラですが、気になる点も有ります。
まずは画質。最新のEXMOR RSというイメージセンサには期待していたのですが、
ちょっと暗めの場所でiPhone5と共に撮影すると、XPERIA Zの方がノイジーかつ塗り絵で、
境界が溶けるような残念な絵でした。裏面照射CMOSですが思ったより暗い部分には
弱いのかも。このセンサはサイズが売りみたいなので仕方ないのかな…
また、この機種は最近の機種に比べて非常にカメラの起動が遅いです。実測で3秒以上
かかっていました。
速写に定評のあるHTC-Jは0.7秒起動。「ON速起動」という機能を持つSH-02Eに至っては
0.4秒でカメラが起動します。
これらの端末から比べるとこのカメラの起動の遅さはかなりのデメリットだと感じました。
まぁ、カメラアプリをずっとバックグラウンドで立ち上げていればそれほど気になる
事もないですが。

総括

ソニーの本気が感じられるXPERIA Z。随所に従来機からの改善点が見られ、またデザイン
も他メーカーより一歩先を行くもので意欲的な製品でした。
ただ、個人的に感じたのは、やはり細かい質感や仕上げはiPhoneの方が上かなぁと。
背面ガラスも思ったよりは高級感を感じず、側面のアクリル(かな?)パネルは逆に
安っぽく感じてしまう所もあり。
またデザインを優先するあまり手で持った時に背面が丸まっていないので持ちにくく
感じたり、各ボタンの凸が大きすぎて誤作動が起こりそうだったりと気になる部分も
多くありました。


以前の保守的な製品に比べると非常に面白いXPERIA Z。ソニーの復活が見えてきた気がして
ちょっと嬉しいですね〜