大型液晶テレビ売り場で思うこと

最近うちのテレビ(ブラウン管で10年以上前のものです)の調子が悪いので買い換えにと
大型テレビの売り場を見ることが多いです。
プラズマと液晶の違いですが、プラズマは液晶に比べてあっさりした表示に感じますね。
というか液晶の色作りが鮮やかすぎるのかもしれませんが。
液晶に比べてドット間が広いのも気になりました。
動きに関してはいくら倍速仕様の液晶でもプラズマには適いませんね。
しかしプラズマは明るい空などの場面でチカチカするというかギラギラするというか
そんな感じがしました。長時間見続けるのはきついかも。
液晶はNASに録画出来る東芝Z2000シリーズがいいな〜と考えながらいろんな店を
回ってきましたが、先日新型Z3500シリーズが出ていて、比較のように並べられていました。
いろんなソースを見比べてみましたが…
正直、どっちもあんまり変わらん…
細かいところでいえば、テレビの支えが低くなったとかNASからの再生時レジューム機能が追加
されたとか、倍速液晶搭載とか、スピーカーの性能向上とかあるのでしょうが、
実際見比べてみると違いはほとんど感じませんでした。
チャンネルを同時に変えてもそう速度も変わらないし、GUIも大きく変わった訳ではないし。
東芝特有の安っぽさというか、縁の周りのつや消し具合も一緒。
倍速液晶がどれほど違うのかと思っていたのですが、びっくりするほどの違いはありませんでした。
一応横スクロールの文字などでは大きな差が出るらしいのですが、放送側も液晶の弱点を知ってか
それほど横スクロールの文字は出てきませんし。
値段にして10万ほどの差がありますが、その値段差だと確実に前モデルをオススメします。
今くらいが底値で、どこも在庫が切れかかっているみたいなのでねらうなら今かも。
とまあそんな製品の話は置いておいて、テレビ売り場に流されている映像の話です。
地上デジタル放送が流れていますが、正直ソースが汚くて液晶の性能以前の問題だと感じました。
色で言えばシャープ、パナソニックは鮮やかすぎ、日立はあっさり、東芝ソニーはちょい鮮やかくらいで
各メーカーごとに差はあるのですが、元々の絵がノイズだらけでノイズリダクションでどうにかなる映像では
無いと感じました。近くで見ることもあってか「酷い映像だなぁ」と思います。
そこで感心したのはビクターとシャープの高級モデル。
ビクターは倍速表示を視覚的に再現するために60FPSと120FPSの比較を行う動画を再生して
倍速表示モデルの優位性を紹介しています。ぱっと見て違いが分かるので「どうせ買うなら倍速だな」と
思わせる魅力があります。シャープの高級モデルは独自の動画を再生していてフルHDでも比較的ノイズの少ない
動画が流されていました(Gシリーズ?)元々良い液晶がさらに引き立つように作られているのか、ぱっと見て
「おぉ〜すげぇ〜」と思ってしまいました。値段もすごかったですがw
ソニーも多くの色を使ったサンプルみたいなのが流れていましたが、動きが少なくサンプルとしてはイマイチ。
ですが映像の綺麗さは通常の地上デジタルとは比べものにならないほどの内容でした。
こういうところでシャープやソニーの売り上げの高さが出るんだな〜と思い、逆に性能が良くても売り方が下手な
東芝はその性能のためネットでの売り上げだけは良いというのがよく分かりました。
PCを使いこなせるネット購入者にとってはNAS+DLNA対応はかなりの魅力ですしね。