第二回 SONY DSC-WX1レビュー

今回は実際に撮影した画像と共に今持ってるカメラと比較しながら紹介したいと思います。
持ってるカメラはこちら!!

今は無き京セラのFinecam SL300R。320万画素の光学3倍インナーズームの超薄型デジカメ。
2003年発売。焦点距離は38〜115mmと今のデジカメと比較すると望遠寄り。
でもインナーズームにしてはF2.8〜と比較的明るいレンズ。CCD素子は1/2.7インチ。
そして中身(ソフト)はCONTAXのSL300R T*の物が入っているという不思議仕様w
もう一つはいつもおなじみiPhone。同じく320万画素でタッチフォーカス。
極小CMOSだと思われるが。昼間だと案外綺麗に写るケータイカメラです。


まずは机に置いたみかんを撮影してみました。大体同じ所から撮っていますが、多少移動してますので
完全な画角確認は出来てませんが、まあ大体の雰囲気で。

まずはSL300R。あっさりした色合いになってます。ホワイトバランスちょっとミスってるのかな?
F2.8で露光時間は1/60。ISOは200となっていました。
やはりちょっと暗めの部屋だと小型デジカメの宿命らしく、等倍だと結構ノイジー

続いてiPhone。こちらもちょっと暗めに写っていますがホワイトバランスはばっちり。Exifを見ると
F2.8で露光時間は1/15。ISOは何と79。
等倍で見ると細かなノイズは出てますが、縮小してみると十分高画質。ケータイのCMOSカメラによくある
彩度が足りないような感じになることもなく意外と優秀だと思います。

等倍でもISO200のSL300Rより綺麗。カラーノイズが小さいです。

最後はWX1。広角ですね〜。色はちょっと鮮やかすぎる感もありますが、明るさ的には一番近い。
F2.4で露光時間1/50。ISOは160で最低感になりました。度手ぶれ補正もあるので1/50は十分な速度。

等倍で見ると、暗い部分では最低感度の割にノイジー。1/2.4のセンサだし仕方ないところもあります。
まぁ良くも悪くも今の普通のデジカメ画質と言ったところでしょうか。


要するに、明るいところではWX1はちょっと広角の普通のデジカメってことですね。

続いて暗いところ。部屋のテレビを消し、電気をちっこいオレンジの光だけにしてみかんを撮影。
これは暗いぜー

ってことで、SL300Rはこんな感じでした。

かろうじて写ってる感じ。F2.8で露光時間1秒。何故かISOは200。オート設定にしてるのに何で200以上上がらないんだよ…
でもまあ普通のカメラだとこんな感じで写ります。


続いてiPhone。全く何も写ってませんwF2.8、露光時間1/10秒、ISO1016でした。

最後にWX1。まずはフルオートで撮影。

画像は荒いですが、目で見ているより少し明るい位で撮影できました。F2.4、露光時間1/4、ISO2000となりました。
手ぶれ補正が効いているのか、大きなブレというのは見あたりません。
等倍だとこんな感じ。

続いて人物手ぶれ軽減モードで撮影。

F2.4、露出時間1/6でISO3200。コレが一番見た目に近いです。コンデジの中では驚異的な
高感度ですね。他社のISO1600より綺麗かも。ブログ用途では十分使える画質です。

等倍でもISO2000より綺麗なISO3200の連続撮影。



最後は手持ち夜景モード。F2.4、露出時間1/6でISO3200と上と同じ条件ですが、こちらの方が画質が更に綺麗になっているような…

等倍でもノイズが比較的少なめ。


やはり巷で言われているとおり、素晴らしい高感度撮影が可能なデジカメでした。
その他、使っていて良かった点を紹介したいと思います

  • ズームが良い感じに動く(早くもなく遅くもなく
  • 驚くほどぶれない。ってか今までぶれた写真が撮れた試しがない。コンデジとしては驚異的。
  • 意外と動画も綺麗。コンデジにありがちなカクカク感が非常に少ない
  • 前も言ったけどオートが賢い。シーンセレクト必要無いかもw

しかし、気になる点も少々。

  • AFを合わせてもISOの値が出ない(撮った後確認になる
  • 撮影した写真を見るとき、バックライトを明るくしないと詳細が出ない
  • 同じく、写真を撮影するとき、バックライトを明るくしないとヒストグラムが出てこない
  • 広角寄りなので、マクロでもあまり近くに寄れない
  • 極端に暗いところではAFが結構迷う
  • 専用端子なので、専用ケーブルがないとPC接続が出来ない
  • MSduo
  • 設定を記憶してくれない
  • 液晶がちょっと色鮮やかすぎる
  • AF/シャッター音とボタンを押す時の音が同じ設定
  • 細かい設定が出来ない(絞り優先とか

ソフトウェアの更新で改善できそうな所も多いので、今後のバージョンアップに期待です。