panasonic DMC-GH1に触ってきました

日曜日で暇だったので、日本橋まで行ってパナソニックのGH1他キスデジX3やらD90やらを
じっくり触ってきました。
最近特にいろんなメディアで引っ張りだこ、購入者のレビューでも満足度の高い、AF対応の
フルHD動画撮影可能なGH1に期待して行ったのですが…


正直、ちょっと期待はずれだったかな、というのが感想でした。


ぱっと見小さくて軽そうに見えますが、標準レンズを搭載すると、普通のデジタル一眼レフ
と比較して重さや大きさのアドバンテージが無くなります。というかレンズが重くて
バランスが悪いなーと感じました。ズームを最大にすると更に出っ張って、更に筐体が
プラスチッキーなちゃっちい感じが何とも安物っぽく感じます。
またズームですが、個体差があると思いますが、リングが重くて使いにくく、じっくりと
倍率を変えていくような動作がしにくいと感じました。
EVFのファインダーは144万画素相当ということで、非常に見やすかったです。暗いところでも
見やすく、また明るさ調整も簡単に出来るため、使いやすいと感じました。


しかし、各種アイコンやAFのマークは解像度が低く、ジャギーだらけで高級感は有りません。
この辺りの作り込みの甘さは「この機種本当に10万以上のするの?」と疑問になりました。
また気になったのが液晶。他の入門用一眼レフ機と比べても、明らかに見劣りします。
液晶自体の色や視野角は問題ないのですが、解像度が低く、文字の荒さが気になります。
コンデジか?と思うようなしょぼいディスプレイにはがっかり。
AFについては文句なしに速いです。フォーカスしてるのか?というくらい静かなのも良い感じ。
でも標準のキットでは近い距離には全くピントは合いません。高倍率のレンズなので
仕方ないといえばそうなのですが、他の機種が10cm程度でピシッとフォーカスが決まるのを
見てしまうと、このレンズ一本だけの付属というのは少し残念ですね。
シャッターに関しては、小気味良い「パシャッ」という音ではなく、「カチャッ」という
機械が動いた様な音だったのも残念要素。やっぱりカメラっぽい音が良いなぁと思ってしまう。
そういう意味ではNikonが一番好きかなぁ。


以上、色々触ってみたけど、KissX3やD90などの入門機一眼レフと比べてもコンデジ寄りに感じ、
「デジタル一眼」と言うのは少し烏滸がましいのではないかと感じました。
全く新しいジャンルの開拓というか、ネオ一眼でレンズ交換式、という雰囲気でした。
動画機能の性能がもっと良ければ、確実にNikon又はCanonに行ってたのですが、この機種の
動画性能はビデオカメラに勝るとも劣らない出来なので、惹かれるんですよねぇ。
とりあえずPentaxの新型を確認してからどれを買うか本格的に決定したいと思います。


P.S.GH1がコンデジに近いといっても、実際にコンデジと比較すると圧倒的なAFの早さや
画質、ズームの早さ、液晶の表示の綺麗さなど、全く別次元の性能です。しかし、本格的な
一眼レフと比べてしまうとやっぱりいろんな面で見劣りしてしまうと感じました。

Panasonic デジタル一眼レフカメラ LUMIX GH1