うちはエネファームと太陽光を使っていて、大阪ガスのソラエネスマートという契約になっています。
簡単に言うと、エネファームを買ったらおまけで太陽光が付いてきます。でも売電収入は大阪ガスが貰います、と言う契約です。
昼間の電気は太陽光が発電する量まではいくら使っても支払いが発生しないので、面白いプランだなと思って入りました。
その時、エネファームは一般的な電気代の1/3くらいでガスから電気を作れると言う触れ込みでした。
そのまま鵜呑みにすると電気代が1/3になるようなものです。初期費用はそれなりにかかりましたが、10年あれば元が取れるだろうと考えていました。それが悲劇の始まりです…
まず結論から言って、エネファームは一般的な電気代の1/3の値段で電気は作れません!
こちらがある日のエネファームの発電量です。
1日の発電量は16.45kWとなっています。
エネファームの発電量は最大700Wなので、24時間ほぼ最大で動かすとこれくらいの発電量になります。
次にガス使用量です。
8時から床暖房をつけていて、20時からお風呂を溜めて使っていたのでガスの使用量が増えています。
過去様々な状況で調べましたが、エネファーム自体のガス使用量は0.11〜0.12㎥/時でした。
仮に0.115とすると、24時間のガス使用量は2.76㎥となります。
ここでガス代ですが、エネファームはガスを多く使うので料金が安く設定されています。
月に100㎥以上使う人は1月で84円/1㎥ほど。
おぉ、安い!…と思うかもしれませんが、この時の基本料金は約4500円です。
つまり、100㎥使っていた場合のガス料金は84x100+4500で12900円となり、1㎥あたりの単価は129円です。
電気代は夜間のプランなどもあり一概には言えませんがここでは1kW/hあたり27円と仮定すると、
エネファームで発電→129x2.76=356.04円
普通に電気購入 →16.45x27=444.15円となり、1日あたりの金額差は100円以下になります。
仮に1日あたり100円とすると、年間で36000円、10年で36万円です。
エネファームは100万円以上する製品ですが、この商品を導入して得をする可能性はほぼありません(私の環境の場合)
更に私の環境だと、昼間太陽光で賄える時もエネファームの発電から先に使用するため無駄にガスを使用していることになります。
こんな製品を作ってSDGsだサステナブルだとよく言えるなと思った次第です。
なので、最近エネファームを止めたらどうなるかを実験中です。
また情報が集まったら公開予定。
ちなみに太陽光なしでの電気代支払い予想金額が12000円となっていて、実質支払いが4000円だったので、1月8000円ほど電気代が浮いている計算になります。
年間で10万くらい浮くことになるので、太陽光パネルの無料設置だけでも十分元は取れてそうな感じ。10kWのパネルがのっているので曇りの日でも3kWくらいは発電します。
売電収入がないことを逆手に取った効率的な昼間の電気の使い方を考え中…