面白い駆動方式のテレビ「AQUOS クアトロン プロ」

http://ascii.jp/elem/000/000/836/836841/index-6.html
フルHDが当たり前になり、4Kの時代が近づいている昨今ですが、まだまだ4kのテレビは
高額です。フルHDのテレビは各社画質向上や解像度アップなどのソフト処理を行っていますが、
やはり根本的な画素数の違いは埋められないというのが率直な感想です。


その中で出てきたのはシャープのAQUOS クアトロンプロ。
4原色パネルのクアトロンの性能をフルに活かしたパネルで、フルHDながら4K相当の
画質が得られるという事で気になりました。


私、そもそもシャープの液晶テレビはあんまり好きじゃない。
というのも、シャープの液晶はVA方式で、IPSに比べて応答速度で勝るものの視野角で負けています。
その視野角を広げるために、シャープではマルチ画素駆動方式を採用しています。
これによって視野角が広がりますが、画素が斜めに配列されるため、真っ直ぐな線がギザギザに
表示されます。遠くから見れば問題有りませんが、細かい画像を表示する時は違和感を感じます。
VAの視野角でも十分だと思うのに、何で画質を大幅に落としてまでこんなことするんかなーと
思ってた訳ですが、最近のモデルではマルチ画素駆動方式を選択出来るようになっているようです。
あの画素配列って元からじゃなくてソフト処理してたんだ…とびっくりしました。


とまあ、シャープのテレビの悪口は置いといて。
今回のクアトロンプロは何だか凄そう。

これがクアトロンプロの1画素。他社の画素に比べると黄色があって、さらに上下で2つに
分かれてます。これを

このように駆動させることで擬似的に1画素を2x2画素として駆動させるというもの。
細かく言えば緑+赤、青+黄色で1画素は出来ないだろ…と思いますが、そこは時間毎にずらして
表示させることで擬似的に画素と画素の間を1画素増やした表示とすることで縦横共に2倍の解像度相当を
実現させるという技術です。
これはソフト処理ですが、実際の表示面は確かに4k相当となるため、実際に解像度の向上が見られる
と思われます。


久々にテレビで「これは見てみたいなー」と思わせる商品だったので紹介しました。
今度電気屋に行った時に見てみようと思います。


SHARP AQUOS 液晶テレビ52型 ブラック系 LC-52XL10