iPhoneで辞書登録〜玄人編〜

※このソフトはJailBreakが必要となります。
iPhone2.1になり、アドレス帳に単語登録し、用いる事が出来なくなりました。
代替案として、SBankNotifyを作製したmoyashiさんが

簡易単語登録ツールJPDicMan

というソフトを作り、簡易的な単語登録ツールが出来ました。
これは簡単に言えば、事前に作製した単語データをiPhoneの単語入力履歴に
入れることで一時的に単語登録を行うという物ですが、
定期的に更新が必要なため、面倒といえば面倒です。


今回紹介するのはiPhoneの単語登録ファイルに直接上書きする「sysdic2csv」というソフトです。
コマンドラインのソフトですがバッチファイルがあるので比較的簡単に操作出来ます。
http://leosx.web.fc2.com/index.html
まずはソフトウェアをダウンロード、解凍して適当なフォルダを作製します。
次にWinSCPやTouchExplorer等を使って、iPhone内の
iPhone内の/System/Library/TextInput/TextInput_ja.bundle/sys.dic
のファイルをsysdic2csvのフォルダにコピーします。

コピーが終わったらフォルダ内にある

1.csv変換.bat

を起動します。
自動的にsys.dicのバックアップファイル(sys.dic.bak)とsysdic.csvが作製されます。
この後sysdic.csvを開いて編集すれば良い訳ですが、ファイルが大きく、またExcel等で
開くと文字化けしたりするので、新たに新しく登録する単語用のcsvファイルを作成します。
私は面倒だったので、フリーで便利なテキストエディタTeraPad」を使用しました。
TeraPadのダウンロードはこちら
http://www5f.biglobe.ne.jp/~t-susumu/library/tpad.html
TeraPadを起動し、単語を登録していきます。
書き方はこんな感じ。

"よみ","ID","COST","漢字"

実際に作製した物はこんな感じです。

最初に文字コードをUTF-8Nにしないと登録されないっぽいので注意。
IDはその単語がどのような物かを示す値です。
069Cは単漢字、05BCは一般名詞など、色々有るみたいですが適当でもおk。
COSTはその単語がどれだけ重要かを16進数で表した物になります。
確か10000が一番上で0が一番下だった気がしますがこちらも適当でw
さて、単語を書き終わったら、適当なファイル名を付け、先ほどと同じフォルダに保存します。
(私はplus.csvとしました)
ここまで来たら後は簡単。
フォルダ内の

2.dic変換.bat

を起動させると、勝手にsysdic.csvとplus.csvを合成、ソートを行い、元のsys.dicと同じ形式の
ファイルを作成してくれます。
後は新しく作ったsys.dicをiPhone内のsys.dicの上に上書きしたら完成。
実際使うとこんな感じで表示されます。

簡易辞書と違って消えないし、COSTやIDを調整することで好きに表示出来るので非常に便利!!
作者様ありがとう御座います。
しかしこんなに簡単に辞書登録出来るならAppleも最初から辞書登録機能つけてくれたらいいのに…