暁のアマネカと蒼い巨神


http://www.kogado.com/html/kogado.htm
蒼のシリーズ3作目となる工画堂スタジオの作品です。
前作までは主人公ナノカによる発明SLGでしたが、今作は主人公アマネカによる
世界征服…の第一歩となるアカデミー(学校)征服が目的のダンジョン探索型SLG
になりました。
前作のキャラは多数出てきており、基本的には同じ世界観で繰り広げられるストーリーですが
主人公の性格やゲームシステムからして全く別物のゲームとなっています。
基本的な進め方としては、都市内を探索し、旧パシアテ文明の遺跡を発掘、調査し、得られた
宝物を提出することで知名度を上げ、アマネカの所属するサークルを大きくしていくという
感じですが、どんどんストーリーが大きくなっていき、話が盛り上がってくるため
ぐいぐい惹かれる展開はオーガスト作品を思い出します。
また、システムが大分変わったとはいえ「蒼い」シリーズで統一されたキャラデザ+世界観は
相変わらず素晴らしい。遺跡+ファンタジーというのは個人的にツボでしたw
しかし、気になるところも結構有ります。

・宝を集めるダンジョンのパターンが同じ
・ボス戦などがないのでダンジョン探索が面倒
・金を貯めても最終的には不必要
・最終章がかなり手抜き
・使えないキャラは最後まで使えない
・中途半端なパートボイス。どうせならフルボイスにしてほしかった…

最後までストーリーを読んでいくとすっきりとした終わり方なので、変に未来を予想させるゲームよりは
好感が持てました。またゲーム内の謎や複線をしっかり回収していたのも良かったです。
CGは53枚で、絵はシリーズでおなじみのこ駒都えーじ氏。ぱんつはいてません。綺麗で安定したCGでした。
お気に入りキャラはエアナ。馬鹿好きです。幼い感じの声も最初は合ってない気がしましたがそれが逆に
良い味出してました。
点数は60
シナリオはシリーズ1だと思いますが、もう少しシステムを練って欲しかったなぁと感じました。
P.S. インストーラとかまでタイトル名間違ってるのはどーだろ。
(「暁のアマネカと蒼い巨人」になってました)
最後手抜きだったことを考えても今回は時間足りなかったんだろうか?
暁のアマネカと蒼い巨神