ruf ユメミルクスリ フルコンプ

毎日やっていたわけではないので総時間は分からないけど、1周目で10時間以下。
それ以外のキャラは既読スキップで大体数時間といった感じ。
インストール容量は767MB。システムは800x600、セーブデータは4x10+クイックセーブ
未読/既読スキップあり。動作の軽さ、ホイールによるバックログ表示など基本はばっちり。
全体的に淡いイメージの色合いでかなり好みの雰囲気があります。この辺りも話と合ってて(・∀・)イイ!
CG数は差分無しで71。ボリュームを考えたら必要十分な量だと思います。
話はタイトル通り「ユメミルクスリ」、ドラッグですね。
ある意味本当の18禁な内容の話でした。とは言ってもヒロインの3人のうち
純粋なドラッグ系の話は一人だけですが。

あえか:よく居そうないじめられキャラ。本編ではこれでもかというくらい虐められてる。
クスリの話ではないけどこのストーリーが一番面白い。というか純粋に作品として
すばらしかった。このストーリーは最後にすることをオススメします。
弥津紀:生徒会長。なにやら色々と凄い人。微ドラッグって感じ。ストーリーがぶっとび
すぎて微妙な感じだったけどこれはこれで。最初はこの人から。
ケットシーねこ子:バカ。終わり。本当のユメミルクスリ信者。妖精境はいずこに。
でもクスリによる夢の世界から現実に戻り、良い夢へと向かうストーリーは良かった。
2番目はこの人で。
サブキャラ:妹。一番普通に見えて一番危ない娘。近親○姦まっしぐらw

いつも通りレビューになってない気もしますが気になりゃプレイせいって事で。
シナリオは田中ロミオ(山田一)さんで、いつものように哲学的というか考えさせられる文章
でちょっと小難しい所もありますが、シナリオライターとしては一流だと思います。
曲は全部で18曲。しっとりと落ち着いた曲がメイン。本編の雰囲気とシステムの雰囲気に
うまく混ざって違和感のない曲になっています。オススメは主題歌でもある
「せかいにさよなら」明るいアップテンポの曲なのに歌詞がアレなところが(・∀・)イイ!
更にOPムービーは特に凝った作りではないですが曲にあっていてとても良かったです。
CGも淡い色使いの物がメイン。キャラデザは好き嫌い分かれるかもしれないけど、月姫
とかと同じでやってれば慣れてきて「このキャラデザじゃないと駄目」になってくる。
ある意味クスリだw (でも決して特別上手ってわけではない
総合的に見るとタイトルからも分かるとおりかなり人に勧めにくい作品ではありますが
現在主力だと思っている学園王道的なADVよりはよっぽど楽しめる作品だと思います。
ぶっちゃけた話、学園王道ストーリーはえちぃ無しで最初からPS2とかのコンシューマで
頑張ってもらい、ユメミルクスリのようなコンシューマ移植出来ない微妙にコアな所を
狙った作品を18禁のメインで出して欲しいですね。
とくに「あえか」エンド。最近の甘っちょろいゲームで満足出来ない人は是非やってもらいたい
ですね。
点数は70点…の予定でしたが予想以上にあえかエンドが良かったので80点で。
君望Fate等のような名作とは言い難いですが、コンセプト、内容ともに面白い作品でした。