CEATEC 2011

10/6にCEATEC 2011へ行って来ました。
本当だったら、現地で説明員の友人に質問攻めにして楽しもう
と思っていたのですが、時間が合わず断念。
会社の同期と一緒に行って来ました。
一昔前に比べれば規模がかなり縮小されたと言われているCEATEC
ですが、今年は結構盛り返してきた感があります。
目新しい技術というよりも、既存の技術の進化系が分かるような
展示が多いように感じました。
あまり時間がなく、すべての展示を回ることは出来ませんでしたが
いくつか、気になったところをピックアップして紹介したいと
思います。

SONYブース。PSVITA、2画面タブレットHMD、デジタル双眼鏡と
見所が多いソニーブースは、人が並びまくってました。

2画面タブレット

正直微妙に感じました。本体の厚みが結構有る事、2画面でも
ソフトによっては片方しか使えなかったりし、本体側で制御は
出来ない事、上下画面の距離が有る事、全体的にチープさが
出ていること等、現状のままでは大売れにはならなそうです。

HMD(HMZ-T1)

40分待ちと書かれていましたが、実質15分ほどで見れました。
既に予約している商品になりますが、実際の見え方が気になった
ので…
こちらも製品としての出来は…正直微妙なところ。
大画面感を味わえると思いましたが、小規模な映画館の
中程から見ている様な感じで、大画面感はあまりありません。
有機ELなので表示が綺麗で動画に強いというのが売りですが、
色合いは綺麗なものの、解像度の粗さが気になり、映画の24p
だと元々カクカクしていて動画が綺麗という印象も持てず。
小型のスピーカーはサイズの割に頑張っていると思いますが、
家庭内での使用に限定するのであれば、いっその事別出力にして
各々のヘッドホンで使用できるようにして欲しかったなぁと
感じました。
ただ、明るく五月蝿い会場内での話ですので、室内で、かつ
光漏れを抑えるやつをつけた状態で見ると、また別の印象が
得られるかもしれません。期待を込めて、予約はそのままに
しておこうと思いました。



REGZAブースのウリは裸眼3Dの4kディスプレイ。
3Dに関しては特に何も感じませんでしたが、画面が精細かつ
コントラストが高く、近くで見てもかなり綺麗。
量産型でこの綺麗さだったら、市場での受けもかなり良さそう。



シャープのICC 4k液晶テレビ。こちらも4kディスプレイですが、
東芝が4kの映像を流して綺麗と言っていたのに対し、こちらは
ICCの技術により、「フルHD画像を」綺麗に表現できるというのが
ウリです。実際通常のディスプレイと比較出来ますが、
同じソースを本当に流してるの?と言うくらい違います。
全体的な色合いから精細感、立体感等、あらゆる点で画質向上が
確認できました。
もし家のテレビで映像を見るならば、映像のソースは4kでなく
フルHDです。実使用で考えるなら、東芝の4kよりシャープのICC
4kの方が意味のある展示だと思いました。
(展示場では4kの映像を流していた東芝のほうが綺麗に見えました)




個人的に、今後人気が出そうだなと感じたのが、この押し感のある
タッチパネル。実際押してみると、確かに、カチッとクリック
したような感覚が有ります。
何度か押していると、どうも本体の上下に振動素子があり、
押した時のカチッという感覚を、その2つがズレて動作する事で
表現しているっぽい感じです。
実際触った人は結構な人が驚き、また欲しい!と言ってました。
今はタッチパネルが主流になっていますが、何処を押したか、
本当に押しているのかがわかりにくいため、ハードキーが望まれて
いるというのが良く分かった展示でした。


規模が小さく、目新しい物が無いといっても、結構楽しめた1日
でした。NEX-5を忘れたのが悔やまれます。