戯画 この青空に約束を― レビュー

先日フルコンプしましたのでサクッとレビューを。
メーカーは戯画。メンバーはショコラ、パルフェでお馴染みの方々です。
インストール容量は2.12GB、システムは戯画ではお馴染みの800x600スクリーン、マウスにより
自動でセーブ、ロードスロット、システムメニューが表示されます。
システム設定は各キャラの音声、フォント色、システムボイスの変更、コントローラ設定などかなり詳細に
変更できるので、不満は全くありません。さらにフローチャートを表示してくれるのでどこのルートに
行ってないか等の情報が一目で分かるようになっています。
メインのストーリーは寂れた離島の再開発に抵抗する小さな学生寮の物語という感じで、ほのぼのとした
日常の中にも暗い部分があるような話が多いように感じました。
基本的に感動系のすっきりしたストーリーですが、ちょっと綺麗すぎるというか、主人公が格好良すぎる
ので、逆にしらけてしまうような話もちらほら。
ストーリーは各キャラ個別のシナリオに入るまでは自由に選択できるのですが、そこに散らばっている
小さな物語の一つ一つはちゃんと起承転結がなっていて短いですがとても楽しめます。
ファンディスクのショートストーリーみたいなノリなのが良いですね。
個別シナリオはどれも楽しめるのですが、前作パルフェと比べてどうも話に重みというか、何か足りない
ような印象を受けました。面白いんだけど、もう一ひねり欲しいな〜、みたいな。
全キャラクリア後に「約束の日」という追加シナリオ、さらにクリアでサブキャラシナリオが追加されます。
サブキャラにもしっかりとしたエンディングがついていたのは好印象。でもこの場合サブって言えない気もする…
音楽は合計44曲。オリジナルの他にショコラ、パルフェなどの曲のリメイクも少し入っています。
曲はゲームの雰囲気と良く合っていて良い感じ。OPはKOTOKOが担当しています。
えちぃシーンは21。このテのゲームでは多めだと思うけど私はあんまり重要視してないので無視で(をぃ
CGは差分無しで124。これも多めだと思う。イベント発生時には絵が欲しいですから。このゲームは十分に
満足出来る量でした。
魅力的なキャラクター、環境、音楽、と良い物が揃っている作品ですが、パルフェを超えたか?
と言われると微妙な所ですね。私は普通と違う日常の話が好きなので、どっちが非日常的か?と聞かれたら
やはりパルフェになります。どっちもハーレム状態な時点で十分非日常的ですけどw
評価は91点。とても楽しめるほんわかした田舎のお話でした。