日本HP、秋冬向けプリンタ新製品発表会を開催

http://dc.watch.impress.co.jp/cda/accessories/2005/09/28/2386.html
ついに日本HPのプリンタ(複合機)が本気でかかってきた。
「1,500億円の費用と5年の歳月をかけた」と言っているけど、他のメーカー
エプソンとかキャノンとか)の方が費用も歳月もかかっている気がするのは気のせい?
新型プリンタのアドバンテージとして

「L判12秒/枚の高速プリント」
「無駄のないインクシステム」
「優れたプリント品質」

を挙げているが、まず最初の高速プリント。
普通L判だと写真保存用に使う大きさだけど、果たして最速設定で印刷する
だろうか?もし自分なら保存用として1枚1分かかっても良いから綺麗な画質で保存したい。
無駄のないインクシステムというのは確かに良いけど、今までのHPのインクコストを考えると
無駄の無いインクシステムより安いインクの方が消費者としては喜ぶと思う。
優れたプリント品質、というのはやはり他社製品と見比べてみないと分からないけど、
例えばキャノンの新製品と比べると
ノイズの本数はほぼ同じ。インク滴サイズはHPが5plに対しキャノンは1pl。
いくら「解像度やインク滴サイズでプリンタを選ぶ時代は終わった」といってもこの差は
大きいと思う。インクもHPが独立6色に対しキャノンが独立7色。特にフルカラー印刷では
多少の差が出てきそう。
とは言っても今までの製品に比べて格段に高品質なのは確か。しかも安い。
それでも売れない(売れなかった)のは

インク等の販売店の少なさ
ソフトウェアの絶望的な使いにくさ

があると思う。自分で実際HPの製品を使っているのでよく分かる。
キャノンやエプソンのインクは大学生協でも売っている。もちろん小さな店でも同様だ。
それに比べてHPのインクは大型量販店で見るくらいであまり売ってる店を見かけない。
ソフトウェアに関しては本当に最悪だった。
ホームページを印刷しようとしても思うようにいかず、スキャナなどの設定もわかりにくい
しかも使いにくいソフトが強制インストールされたり、使用中に電源を消すとブルーバック
(PCがフリーズ)になったりと、嫌な事ばかり思い浮かぶ。
いくら本体が安くても、実際に使ってこれじゃ次からエプソンかキャノンを買うのは
しょうがないな〜と思えるくらいの出来だった。
今回の新型プリンタは独立インクになったのでインクの単価も安くなるだろうし、
ソフトウェアも改善されていると思う。これからどこまでがんばれるか気になるところ。
…でももうHPは絶対買わないと思うけどw