トヨタが新型燃料電池車 マイナス30度でも作動

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20374852,00.htm
燃料電池車も昔はネタだと言われていましたがどんどん実用化にせまっていますね。
70MPaのタンクとか、爆発したらえらいことになりそうだなぁ…
調べてみると以前のモデルではPEFCを使用しているみたいなので今回もPEFCでしょうか?
反応時に出てくる水の凍結を克服とあるのでPEFCっぽいですね。
しかしこれだけ大規模なシステムとなるとMEAもかなりの量が必要ですね。
数百グラム単位の白金触媒が必要であることを考えると実用化はまだまだ先か。
また個人的には

燃料電池車=究極のエコカー

というのも疑問です。燃料電池ではH2が2H+と2e-になり、HとOからH2Oになるという
化学反応が起こっていることから反応後水しかできないということで究極のエコと言っていますが、
じゃあその水素はどこから持ってくるんでしょうか?
大阪ガスでみた実験施設では水素の供給に改質化装置を使用していました。
これは天然ガスから水素を高効率で作り出す機械です。
しかし天然ガスは基本的にアルカンの化学化合物。どういじっても水素が発生する代わりに
二酸化炭素は出てきます。(例:CH4+O2→CO2+2H2)
要するに車に入れる前にCO2を出すか、車からCO2を出すかの違いになります。
厳密に言えば変換効率で多少違いはあると思いますが、少なくとも燃料電池車を使うための
水素を供給するためにはCO2が出てくることということで究極のエコとは言えない気がします。
専門家からみたら笑ってしまうような内容かもしれませんが、これが私の考えです。
間違ってる所とか有りましたら指摘よろしくお願いします。