PDAやiPod touchでWikipedia

色んなHPを見てみましたが、LinuxMacでの作成例しか載っていなかったのでWindowsPCで
作成してみました。必要なのは

・PC側:10GB位のHDD空き容量
PDA側:700MB位の空き容量
・時間

こんな感じで。それではレッツ作成。
まずwikipediaEPWINGという電子辞書形式に変換する訳ですが、このソフトはLinux専用なので、
Windows上で使えるようにCygwinというソフトをインストールします。
http://cygwin.com/setup.exe
上をクリックするとインストーラがDL出来ます。
setup.exeを起動すると、とりあえず「next」を連打して下さい。
特に設定する必要はないので、適当でOK。
標準状態ではCドライブの直下にcygwinというフォルダが作られ、その中にデータがインストールされます。
インストールが終了するとデスクトップに4つほどショートカットが出来るので、その中のCygwin
起動します。
$マークが出てきたら、何も考えずに以下の文字列を1行ずつ入力してEnterキーを押して下さい

wget ftp://ftp.sra.co.jp/pub/misc/freepwing/freepwing-1.4.4.tar.gz
wget http://ikazuhiro.s206.xrea.com/filemgmt/visit.php/82
wget http://download.wikimedia.org/jawiki/latest/jawiki-latest-pages-articles.xml.bz2
wget http://green.ribbon.to/~ikazuhiro/dic/files/freepwing-1.4.4+20070216.patch.gz
tar zxvf wikipedia-fpw-20071202-src.tar.gz
tar zxvf freepwing-1.4.4.tar.gz
cd freepwing-1.4.4
gzip -dc ../freepwing-1.4.4+20070216.patch.gz | patch -p0
./configure
make ;make check ;make install
cd ../wikipedia-fpw-20071202
bunzip2 ../jawiki-latest-pages-articles.xml.bz2
mv ../jawiki-latest-pages-articles.xml wikipedia.xml
fpwmake
fpwmake catalogs
fpwmake package

具体的に言えば、wikipediaの変換ソフトやwikipediaのデータをwgetで受信し、
変換ソフトを使ってWikipediaのデータをEPWING形式に変換し、
最後に固めて圧縮して出来上がりという行程です。
受信するデータが大容量で、かつfpwmakeで数時間かかるので、出来るだけ時間のあるときに
行うか、寝る前に行うのが良いでしょう。
注意する点としては、./と../の違いや|の表記など。|はShift+¥で打てます。
最後のfpwmake packageまで終わると、C:\cygwin\home\ユーザー名\wikipedia-fpw-20071202
のフォルダ内にwikipedia-fpw-20071202.zipという630MBくらいのファイルが出来ます。
これで完成です。
しかしコレを解凍して使おうとすると1GB以上の容量があるので容量の小さいPDAでは
扱いにくいので、辞書データを圧縮します。
ftp://ftp.sra.co.jp/pub/misc/eb/eb-4.2.2-win32.exe
上記のHPからebzipをDLし、インストールします。
ftp://ftp.sra.co.jp/pub/misc/eb/WinEBZip-0.0.exe
さらに上記のHPからWinebZIPをダウンロードし、インストールします。
この時、ebzipのインストール先を指定する必要があります。
WinEBZipが起動すると、真ん中にある「参照」ボタンを押し、zipから解凍したWikipediaのデータ
(WIKIPフォルダ、CATALOG入り)を選び、圧縮率最大で圧縮します。
圧縮が終わると、WIKIPフォルダ内のDATAの中にHONMON.ebzというデータが出来ると思います。
これが出来ているのを確認出来れば、同じフォルダにある圧縮前のHONMONファイルを削除し、
WIKIPフォルダごと辞書をインストールするフォルダ(iPod touchならMedia/Dic)にコピーします。
これでWikipediaiPod touchで使用できるようになります。
検索数が多くかなり細かい話も載っているので重宝します。
写真や数式は表示されませんが、それでもやはり便利ですね〜