サーバーPC不調対策

これまで幾度と無く「PCが不調」って書いたような気がしますが、実際不調なんだから仕方ない。
しかも最近は不調具合が酷くなってきて、Windowsが起動して、最初のパスワード入力画面でフリーズするという状態。
先日までは、諦めて放置していたのですが、やっぱりサーバ内のデータを使いたい時があったりするので、本格的に原因を追求することにしました。
接続しているHDDを1個ずつ外したり、接続機器を外したり、ソフトを1つずつアンインストールしたりして色々調べた結果、かなりの確率で不具合発生要因だと考えられるのが、DrivePoolという仮想HDD作成ソフトでした。
私はかつてRAID5でデータが吹っ飛んだり、RAID1でどちらも読めなくなるなどの不具合に見舞われたことから、RAIDは全く信用していません。
ですので、サーバでは仮想HDDを用いた自動バックアプソフトで運用しています。
これは簡単に言うと、例えば10個のHDDがあったとすると、それぞれの容量を足し算した仮想HDDを作ります。
仮想HDDの中には普通のHDD同様にフォルダを自由に作れますが、そのフォルダに対してデータの二重化が出来るようになっており、重要なデータについては2つのHDDに保存することが可能です。
私の場合、重要なデータは二重化+オンライン保存し、そうでないデータは二重化せず、オンライン上のバックアップ(Bitcasa)に保存するようにしています。
DrivePoolはその仮想HDDを作るためのソフトなのですが、HDDが20台を超えた挙動がおかしくなるようで、23台くらいになるとプチフリーズを連発、場合によってはフリーズのままになるといった状況になっていました。
バージョンを上げても改善されず、ベータ版を入れても治らなかったので、ソフトの問題かハードとの相性の問題でしょう。
今更19.95ドル返せとも言えないので、代替ソフトを探すことにしました。

VVAULT

http://vvault.jp/
実はこのソフトが発表になった時、これは流行るぞ〜と思って紹介したことがあります。その後も何度か紹介してきましたが、DrivePoolを使うようになってからは疎遠になっていました。
気づかぬうちにバージョンが大きく上がっていたので再度試してみました。

結論:やっぱ駄目

純国産のソフトで応援したい気持ちは有りますが、やっぱり使いにくい。
まずHDDの登録が面倒で、ドライブレターでの登録になるため、ドライブレターが変わるとどんな挙動を示すか分かりません。またドライブレターのアルファベットを使い切るとそれ以上の登録は出来ません。
(正確には、HDDのフォルダとしてマウントすれば容量を使うことが出来ますが、階層分けが面倒です)
また、各HDDの10%をデータ移動領域として確保する必要があります。
そのため、実際に使える容量は、2TBx2のデータ領域の場合、(2-0.2)+(2-0.2)で3.6TBしか使えません。データ二重化をする場合は1.8TB。流石に効率が悪すぎます。
基本機能だけなら無料で使えますが、ちょっと

Drive Bender

http://www.drivebender.com/
DrivePoolと同様に海外のソフトです。お値段がちょっと高め(29.95ドル)。でも1/15まで40%OFFセールをやってたので買っちゃいました。
今まだ設定を触っている所ですが、VVAULT、DrivePoolと比較しても良さそうな感じ。

ドライブの追加が簡単

接続されているHDDを選ぶだけ。ドライブレター無しでも接続可能です。データが入っていてもそのまま仮想HDDに登録されます。VVAULTはこの機能有料(500円/月)なんですよね…

ドライブの制限が緩い

DrivePoolの場合、各HDDにはDrivePool用のフォルダが作成され、その中のデータのみ仮想HDDに登録されるのが標準でしたが、Drive BenderではHDDがそのまま仮想HDDのデータになるようです(多分設定で変更可能なんでしょうが、全部英語なのでよく分かりませんw)

ファイルの二重化を行うフォルダを細かく指定出来る

DrivePoolの場合は、ファイルの二重化を行うフォルダはドライブ直下のみでしたが、Drive Benderではその下のフォルダを指定して二重化が可能みたい。どれが二重化したフォルダかわからなくなる危険性はあるけど便利。


とまあ、まだデータの移行中だけど、今までと違った点はこんなところ。
ただ、このソフトでも大量のHDD搭載によるプチフリーズは発生するみたいです。DrivePoolのようにフリーズにまで発展しなければいいんだけど…