無線のヘッドホンが欲しい人用のBluetooth関連まとめ

私が今使ってるヘッドホンは、ゼンハイザーのHD598です。通称プリンちゃん。

ゼンハイザーオープン型ヘッドホン HD598

見た目によらず、軽いし音がいいし長時間つけていても耳が痛くならない理想的なヘッドホンなのですが、1つ弱点が。

線　が　邪　魔

ま、ほとんどのヘッドホンに該当する事なんですけどね。
特に椅子の足に絡まったりするとウゼーってなります。

そんな訳で、高音質なBluetoothヘッドホンを探してみることにしました。
まずはその前にBluetoothの仕様から。
Bluetoothにはバージョンが有りますが、その通信速度は下記の通り。

バージョン	非対称型通信時	対称型通信時
1.x	下り723.2kbps/上り57.6kbps	432.6kbps
2.x	下り723.2kbps/上り57.6kbps	432.6kbps
2.x+EDR	下り2178.1kbps/上り177.1kbps	1306.9kbps
3.x	下り723.2kbps/上り57.6kbps	432.6kbps
3.x+EDR	下り2178.1kbps/上り177.1kbps	1306.9kbps
3.x+HS	?	24.0Mbps
4.x	?	1.0Mbps

最近のBluetoothヘッドホンは大抵がver3.0なので、下り723.3kbpsがMAXとなります。
(プロファイル、コーデックによって異なりますが)
また、通信範囲としてはClass1(100mまで)とClass2(10mまで)が有りますが、消費電力との兼ね合いからか、Class2対応が殆どです。

次にプロファイルについて。Bluetoothは様々な通信がプロファイル毎に分けられています。
音楽を聞くためのプロファイルはA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)です。
その中のコーデックとして、今主流なのは以下の3つ。

SBC(SubBand Codec)

A2DPでは標準仕様のコーデック。345kbps(最大で512kbps)と高めのビットレートだけど、エンコード負荷を抑える
仕様のため、ビットレートほど音質は良くない…みたい。場合によっては速度はもっと落ちる。
通信時に200〜250msのズレが発生するのでゲームとかには向かない。ホワイトノイズも出やすい？

AAC(Advanced Audio Codec)

主にiPhone、iPadで使われてるコーデック。低遅延、高音質を謳う(詳細不明)。AAC音源の場合エンコード無しでそのまま行けるっぽいので便利そう。

apt-X

Android端末で最近対応を謳うのが増えてきたコーデック。低遅延(33ms)で高音質なのが売り。ビットレートは352kbps。エラー回復機能もあるのでプツプツ切れる事が少ない。CSR製のチップ搭載ならMacBookAirとかでもapt-X使えるみたい。
チップの確認は、林檎マーク＞このMacについて＞システムレポート＞Bluetoothで確認可能。
因みに、apt-XをMacでONするには、ターミナルで以下のコマンドを入れるだけ。