PULLTOP ゆのはな

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大学生活での冬休み、バイクで旅行していた主人公は
猫を避けようとして事故って死亡。
終わり。
…でも死んだままでは話は進まないので、ゆのはな町の土地神である
ゆのはによって助けてもらい、その恩を返す為に金稼ぎを
行うことになりましたとさ。

色々間違ってますが大まかに説明するとこんな感じです。

一応表向きにはそのような内容なのですが、シナリオによって多少分岐があり、
メインシナリオにて完結するモノになっていますので、最後まで
プレイすることをオススメします。

登場キャラは風呂やのお孫さんから酒屋の娘、喫茶店のお嬢さんと
地味な感じがしますが、それが逆に地方特有の田舎で、昔話的な雰囲気が
味わえるので、そこが魅力です。またどのキャラも一筋縄ではいかない
性格なので、その辺りでも楽しめる要素が詰まっています。

サブシナリオによる雰囲気の構築とメインシナリオによる伝説の完結。
最後までしっかりと描かれた物語は個人的に気に入りました。
主人公が良い意味で馬鹿で活動的なのも好感度アップ。
キャラはメインが4人で、エンディングは4つ。選択肢も有ってないような
ものなので、ほぼノベルゲームです。原画は「遥かに仰ぎ、麗しの」でお馴染みの
藤原々々さんです。ゲーム全体の雰囲気と同様ほんわかした絵なので
ぴったりな絵師さんですね。
CGは差分なしで75、シーン再生は合計13、BGMは23です。
多くもなく少なくもなく、物語の長さとしては丁度良い量だと思います。
クリア時間は大体フルコンプで20時間程度でした。
BGMは雰囲気重視の、シナリオに添付するような曲が多いので、話の邪魔は
しませんが主張するほどではないのでインパクトに欠けます。OP、EDの曲も同様。
このゲームは全てのサブシナリオをクリアしないとメインシナリオ(ゆのはルート)に
いけないのですが、どのキャラのルートでも似たような日常を送り、似たような
イベント展開なので、かなり眠たくなります。そして一々金銭的要求をしてくる
ゆのはを鬱陶しいと思うこともしばしば。
しかし最後までシナリオをクリアしたとき、改めてゆのはというキャラの良さを
知ると思うので、眠さに負けず頑張ってくださいw
点数は83。良い話ですが規模というか、話の大きさが超名作!というものではなく、
あくまである地方の小さな町のものがたり、というようなものなので
この点数にしました。日常での疲れをこのゲームで癒して…
本当に癒えたいなら寝てくださいねw
ゆのはな(通常版)
ゆのはな(小説版)